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ping

ネットワーク上で自分のパソコンがきちんとネットワークに接続されているか、確かめるためにコマンドラインpingをうつ。

ping 192.168.....反応が返ってくる。反応時間から距離がわかる。

潜水艦が敵を探すとき、自ら音を出してその反射から敵の位置を特定するのにpingをうつ。どの方向から、何秒で返ってくるかで敵の位置を特定する。潜水艦の場合、自分の位置を敵に知らせることにもなるので、はじめからpingを打って敵を探すわけではない。

索敵の基本は相手の発する音だろう。じっと耳を澄ませて音を聞く。いま、どこで何が起きているのか。じっと身を潜めて。何かいる。ここに何か、好ましくないものが入り込んでいる。なんだ?どこにいる?

排水音、生活音、すべての音を消すことはできない。次第に様子が見えてくる。こいつか。

無音で背後に回る。もう逃げられない位置まで時間をかけて無音で移動。敵の臭い、体温が感じられるところまで。もう少しだ。そのままでいろよ、もう少しだから。

魚雷発射用意、ping打て。

敵艦、正面にいます。距離2000。エンジン始動、全力で逃げます。タイフーン級、敵です!

1番から4番。発射!エンジン始動、回頭、左30°、全力で追え。

そう、左に回頭して逃げる。オレだって、君のことはよく知っている。わかってるよ、君は右に逃げるようなリスクは犯さない。君のことは友達だと思っていたよ。ここにオレがいるって、知っていただろう?見つからないと思ったか?見逃してくれると思ったか?

君をこの海で自由にさせておくわけにはいかないんだ。君の叫ぶ声が聞こえるようだ。でも逃さない、逃げられない。

必ず仕留める。もう誰も、この海に入ってこないように。

続いて5番から8番...サヨナラ...